「白い壁紙はイヤよ」とのことで [● インテリアの仕事]
リフォームのお仏壇話の続きです、今日は壁紙のおはなしです。
ある日のこと、オシャレでセンスのよい奥様、「白い壁紙はイヤよ!」 と一声発せられました。
しかし、「白い壁紙はイヤよ!」の意味は、派手で大胆な色柄を使うということでは、決してありません。
なんたって、目指すはハンサムでかっこいい~空間。
ここを取り違えると、悲惨な結末が待っています。インテリアコーディネーターとして、そこのところをしっかり汲み取らなければなりません^^。
例えばペンキを吹き付けたような、または織物に似せたような、ありきたりで、あくびが出るほど退屈で、平凡なものは「イヤよ」ということです。
「でもね、息子はブルーが好きなので、ブルー系で、娘はプリプリのお姫様みたいな感じでね」
うれしいな、お姫様空間もできる! (お姫様好きの私にはたまりません)
と、いうわけで、選定開始です。
床材、壁材、カーテン、 各メーカーのサンプル帳から選んで、メーカーさんにサンプル依頼をします。
数にすると、約25~30品番を決めることになりますが、サンプルは、その3~5倍くらいを取り寄せます。
やはり、サンプル帳では、小さすぎて微妙なニュアンスがわかりづらい。
カーテンは特にわかりづらく、サンプルを見て「え~!そうなの?」なんてことも^^;
時には、大きい柄の場合、全く柄のない部分が来たりすることもある・・・????(泣)
お客様にお見せする手前、もう一度サンプル依頼なんてことになります。 メンドー
とんだ、ぼやき脱線してしまいました。
最近は各メーカーさんともサンプルのデリバリーが早くて、とても助かります。
大昔(笑)はどんな風にコーディネートをしたのかも忘れた^^;頃にやってくる・・・ドヤったっけ???
さて、サンプルも揃って、あらかたコーディネートもできました。
奥様には、ご足労ですが弊社にお越しいただき、ガッツリ決めてまいりましょう。
壁に貼るものは、壁に貼って見たほうが光の加減なども分かるので、必ず壁に貼ってみます。
「えっ?普通の白やん!」って?撮り手が下手なんです、失礼しました。実はこっそり派手なんですよ。
「奥様、いかがでしょう?」
「どれもステキ~。わかりやすいし!」奥様は目を輝かせて喜んで下さいました 。
さて、着せ替えの開始です。何枚も取り寄せたサンプルの活躍の場でもあります。
いろいろ合わせてみたり・・・また元に戻してみたり・・・更に違うものをあわせてみたり。
クロスやカーテンをひとつ変えるたびに、違う表情になります。奥様も面白がってくださいます。
弊社は、「施主様と一緒に、楽しい選定タイムを!」を心がけております。
実際、一緒にお選びいただくこの時間はすごく楽しいです。
また、施主様のお好みを知り、更に仲良くなれる絶好のチャンス!
約2時間ほど掛けて、選定終了です。 一部ですが下記のとおりです。
パイソン柄(リビング)、ヒョウ柄(廊下トリム)、牛さん柄(キッチン床)など
奥様の大好きな動物柄をたっぷりチョイスしています。貼ると一段とカワイクてグー!でした^^
白はイヤよだったのですが、廊下部分はまっ白にさせて頂きました。
なぜなら、光の届かない長い廊下なので、少しでも明るく!
通路の暗いのは、やっぱりテンションが下がります。
白と言っても、キルティング風のエンボス加工でちょっと艶があります。
廊下が長いので、上にはヒョウ柄のトリムを貼っております。
トリムをつけると、空間にメリハリと広がりが出ますね。
このコーディネートは特に奥様のお気に入り
また、お友達にもとても好評で、玄関を入るなり歓声を上げられるとか
「インテリアコーディネーターさんに頼んだら、やっぱりぜんぜん違うんやね」とおっしゃっていただいたそうです。(冥利!)
そうです、皆さんもっとインテリアコーディネーターにお仕事を頼んでくださいね。
どこに頼んでいいか分からない方は、インテリアコーディネーター協会関西までお問い合わせ下されば、コーディネーターの紹介システムがございます。ぜひ、ご活用下さい。
皆様、本日もご訪問ありがとうございました(^_^)/~
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